考える葦のはしくれ

はんなり理系女子大学生。趣味と日常と煩悩。

百人一首 第1番。

唐突だが百人一首を学びなおしたいと思ったので、書く。百人一首は競技としても面白いし、作品としても大変興味深いものだと思う。

不定期に百人一首ネタ投稿しそう。

 

第1番 天智天皇

秋の田の かりほの庵(いお)の 苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ

(訳)秋の田んぼのそばにある小屋は、田んぼの番をするために仮に建てられたものだから、苫(屋根の編み目の事)が荒くてすきまだらけ。私の衣の袖が、夜露にぬれてしまっているよ。

天智天皇が詠んだのではなく、農民の民謡のようなものが時代を経て、天智天皇の作とされるようになったと言われている。理由はまだ判明していないが、農民の生活に思いを至らせられるくらい天智天皇が偉大で思いやりの深い天皇であった、もしくは、そういう人物であってほしいという人々の思いがあったのかもしれない。

 

天智天皇は、645年に起こった大化の改新で有名。大化の改新とは、まだ中大兄皇子と呼ばれていた時代の天智天皇が、藤原氏の祖である中臣鎌足と協力し、巨大勢力となった豪族蘇我氏を倒して天皇中心の政権を作ろうとしたものである。即位した天智天皇は日本の国家の礎(いしずえ)を築いた。

 

天智天皇大化の改新・・・。懐かしいなぁ。